おばあちゃんが亡くなってから私は、
ひとつもおばあちゃん孝行ができず、何のお礼も言えなかったことを悔いて

「お願い、せめて、夢にでてきて…お礼を言わせて、おばあちゃんっ」

って、毎晩祈りながら眠っていた。


そして数日前、本当に、夢に、出てきた!!!!!!!!!!!!!!!!!!

お母さんや、お母さんの妹もいて、場面はおばあちゃんちの食卓。
普通におばあちゃんが座っていて、私は頭が混乱し、

「え、え、なんでおばあちゃんが！？どういうこと！？ほ、本物なん！？生きてるん！？」

と大混乱。なぜか周りの家族は落ち着いていた。

「うん、生きてないけど、おばあちゃんやで」
と、だれが言ったかはあまり覚えていないけど、たしかにおばあちゃんだと確信すると、
私は泣きながら、

「おばあちゃん…っ、ホンマに、今までありがとう(涙)
　急で全然お礼言えらんかったから…っ(涙)」

って、ちゃんと、はっきりと、お礼を言ったのだった。

私の願いを聞いて、おばあちゃんが夢に出てきてくれたんだと私は信じている。
夢の中で、おばあちゃんはいつものように「はははっ」と笑っていた。

言葉を発してくれなかったのは、亡くなっているからかな。